ガーデンテラス扶老会

2004

中庭

単身向け住宅 5戸

世帯向け住宅 5戸

エントランス

共用室

エントランスゲートの屋根に穴をあ
けて、ヤマボウシを植えた。

駐車場からエントランスを見る。左手は単身向け住宅。右手が共用室で、催し物や集会に
使われる。共用室の奥が世帯向け住宅。住宅棟は土佐漆喰仕上げ、共用室は杉板に自然
塗料を塗って仕上げた。

中庭を囲んで単身向け住宅が5戸(写真の右上)、世帯向け住宅が5戸(手前
L字型に連続する棟)と奥の共用棟が並ぶ。

中庭は回廊で囲まれており、
雨の日もエントランスゲートか
らここに沿って、住宅の玄関
に行ける。
自分の庭のように落ち着いて
ゆっくりできる空間。

世帯向け住宅玄関から、中庭を通して
エントランスゲートを見る。中庭の中央
にイチョウとシダレザクラを植えて四季
折々の風景が楽しめるようにした。

各住宅にはそれぞれ専用の
ウッドデッキのテラスがあり、
ベンチも供えられている。
居室の延長として広がりの
感じられるスペース。

世帯向け住宅のリビング・和室
・テラスのつながりを見る。2つ
の住宅がワンセットになってい
るので、窓が多くとれて、明るく
風通しの良い部屋になっている。
下の写真は左手が玄関、その
隣が台所、右手が和室と続く。

木造の高齢者向け優良住宅は、多分日本でも最初の事例である。補助金の採択基準に「耐火建築物」の要求があるので、普通はコンク
リート造か鉄骨造で建てることが多い。この建物は人をやさしく包み込む、健康的な住宅を目指したので、敢えて木造を選んだ。鹿児島県
産材をふんだんに使い、内外装とも仕上げは土佐漆喰とした。
共用の庭を囲む10戸の住宅が、小さな集落のように寄り添っている様はとても魅力的で、完成後はいろいろな団体の見学者が引きも
切らない。

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