JR鹿児島本線、箱崎駅のそばに2008年秋に竣工した7階建ての
複合建築。この辺りは箱崎駅を中心に区画整理事業で街並みが
再生されている地域です。
地の利を生かして、１,２階に商業施設、３～７階が共同住宅等建
物を計画しました。１階には伝説の書店、キューブリックの２号店
　　　　　　　　　「キューブリック箱崎店」
が入り、２階はギャラリーとカフェも併設しています。１階の書店と
は螺旋階段でつながっています。
建築設計は汎建築研究所、デザインコントロールとインテリアは、
インタースペースという共同設計。

道路の隅切りに合わせて正方形を45度に切り落とした形
になっている。1,2階は割肌の風合いの２丁掛けタイル貼り。
上層階は杉板木目転写のコンクリート打ち放し仕上げ。
４５度カット部分はセメント成型板の上にフッ素塗装仕上げ。

４５度カット部分を見上げる。一番目立つ所なので、ここにキューブリックの顔を持ってきた。
２階のカフェは大きな窓で眺めがよい。

背景の赤い帯の壁は、JR箱崎駅舎。
右側のアルミルーバーに囲まれた部分は外階段。その１階に杉板木目
転写のコンクリートがゲートを作っている。右の写真はそのゲートの夜景。

杉板木目転写コンクリートの壁をくりぬいて建物銘盤が埋め込まれている。
ダウンライトで照らされている部分はテナント表示盤のスペース。その奥の
明るい部分が住戸エントランス。左の階段で２階のカフェに上がることがで
きる。